妊娠中は運動をしても良いのか?~妊娠中におすすめな運動と注意点
名古屋市中区栄のタイコ接骨院代表の岩田です。
産後の骨盤矯正やメンテナンスは一般的になってきましたが、産前、妊娠中のケアも非常に大切で最近注目されてきています。
妊娠中はカラダを動かしてはいけないと思っている方は多いのではないでしょうか?
妊娠中に行ってはいけない運動もありますが、妊娠中にカラダを動かす事で色々なメリットがあるのです。
妊娠中の運動開始の時期について
妊婦の運動開始の時期は一般的に安定期(妊娠4ヶ月くらい)に入ってからと言われています。
妊娠4ヶ月までは胎盤の形成時期となり、完全に胎盤が形成されるとつわりが収まり体調が良くなるケースが多いのでこの時期から運動を開始しましょう。
妊娠中に運動するメリット
①妊娠中糖尿病の予防
妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養を与える為に食欲旺盛になります。
適度な運度をする事で予防をする事ができるのです。
②つわりを抑える
妊娠中はホルモン分泌の変化やカラダの変化から自律神経が乱れます。
自律神経が乱れる事によりつわりや気持ちの不安定さへと繋がってしまうのです。
③安産になる
分娩の際に腹筋群や骨盤底筋群などの筋肉が使われます。
そこでこれらの筋肉が弱いと腹圧が弱い事により赤ちゃんが産道を通るのに時間がかかり、母子共にカラダに負担をかけてしまうのです。
④産後のカラダの歪みの予防
妊娠中はリラキシンという関節を弛緩させるホルモンが分泌され、さらにお腹の赤ちゃんの重みにより背骨、骨盤、股関節などのゆがみを誘発します。
関節を支えるのは筋肉ですから、適度な運度で筋肉を鍛えておくとカラダの歪みの防止に繋がるのです。
妊娠中にやってはいけない運動とおすすめの運動
やってはいけない運動
捻る運動(テニス、ゴルフ、野球、卓球etc)
転倒や衝突の可能性が高い運動
(バスケ、サッカー、バレー、ボルダリングetc)
力みやすい運動
無理はしてはいけないので勝ち負けを競うような運動は避けるべきでしょう。
妊娠中におすすめな運動
インナーマッスルを意識した運動
(腹筋群、骨盤底筋群etc)
スイミング
水の浮力によりカラダへの負担が少なく全身運動となるのでおすすめ。
水温によりカラダの冷えを誘発するおそれもあるので注意が必要。
ウォーキング、ジョギング
適度な有酸素運動を行う事で自律神経を安定させ、妊娠太りやつわりを解消する効果が期待できます。
こちらも転びにくい靴で無理のない程度で行いましょう。
ヨガ
呼吸と連動させるヨガは腹部のインナーマッスルの強化や適度なストレッチによりカラダの血流を良くし腰痛や肩こりの予防にも繋がるでしょう。
※上記のおすすめ運動をする際も必ず医師に相談し、許可を得るようにして下さいね。
適度な運動は妊娠中のカラダに様々なよい影響を与えてくれます。
妊娠中だからと消極的になりすぎず、適度にカラダを動かし母子共に健康になりましょう。
参考までに。
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