ストレッチをより効果的にする為に知っておきたいポイント~腰痛改善ストレッチ~
ストレッチをより効果的にする為に知っておきたいポイント
名古屋市中区栄のタイコ接骨院代表の岩田泰典です。
様々な痛みの改善・予防やカラダの機能を向上させる目的で多くの方がストレッチを取り入れているかと思います。
ストレッチも少しやり方を間違ってしまうと効果がでないどころか逆に筋肉を傷めたり、硬くしてしまう事もあるのです。
筋紡錘と腱紡錘
筋紡錘
筋肉の中に存在するセンサー。
筋肉が過剰に引き伸ばされた時筋肉が損傷しないようにある一定の張力を受けると筋肉を収縮させて筋肉の損傷を防ぐ働きをします。
簡単に言うとストレッチのスピード、力のかけ方を間違って行うとこの筋紡錘というセンサーが働いて、伸ばしたいはずの筋肉を収縮させ硬くしてしまうのです。
腱紡錘
筋肉から腱に移行する部分に存在するセンサー。
筋肉の過剰な収縮により腱が過剰に引き伸ばされた時に腱の損傷、断裂を防ぐ為に筋肉を弛緩させる働きがあります。
上手くこの反応を利用すれば効果的に筋肉を柔らかくする事ができるのです。
筋紡錘と腱紡錘の働きを利用したstretch
①スタティックストレッチ
5秒間に約5度ずつ可動域を広げていくようにゆっくりやさしくストレッチをする。
(急にぐいぐいストレッチをすると筋紡錘が働き筋肉が収縮して硬くなってしまう為)
②PNFストレッチ
こちらは分かりにくいので動画を参考にして下さい。
腰痛改善に効果的なセルフでできるハムストリングスPNFストレッチ。
柔らかくしたい筋肉を関節が動かないように5秒間収縮させ、その後弛緩させる。
(腱紡錘を利用したテクニック。伸ばすだけが筋肉を柔らかくする方法ではありません。筋肉に力を入れる事で起こる反応を利用した方法です)
まとめ
効果的にカラダを柔らかくする為には筋紡錘が働かないようにゆっくりと優しくストレッチをする。
腱紡錘を利用して筋肉を収縮させる事でカラダを柔らかくする。
以上の事を意識して行うと更にストレッチの効果が高まり運動のパフォーマンス向上や痛みの改善、予防に繋がります。
参考までに。