土踏まずありますか?~扁平足~
名古屋市栄のタイコ接骨院の岩田祐典です。
今回は足の捻じれの原因の1つ、扁平足とその改善法について書いていこうと思います。
前回、脚の捻じれのチェック方法を紹介しました。
knee in-toe outで身体を使う人は扁平足になっていることが多いです。
人間は2本足で生活します。地面と触れているのは基本的に足のみです。
この足の部分に問題があるとその上に乗っかっている膝、太もも、股関節、骨盤などにも問題がでてきます。
足部の問題~扁平足~
扁平足とは土踏まずがなく地面に着いてしまう足の事を言います。
通常土踏まずはアーチを作り地面には触れません。
このアーチを医学的に内側縦アーチと言います。
このおかげで足部が安定しその上に乗っている身体がしっかりと支えることができます。
他にもこんな機能があります。
<内側縦アーチの機能>
①衝撃の吸収(ショックアブソーバー)
②効率的なパワーの伝達
③姿勢の保持
④地面の凹凸に対する足底部の適合
⑤足底にかかる体重の分散
扁平足になるとこれらの機能が上手くできなくなってしまうので膝、腰などに負担をかけやすくなります。
また脚が内に捻じれO脚などの原因にもなります。
慢性的な肩こりの人の中には扁平足が原因で身体が歪みバランスが崩れ、症状がでてしまっている人もいます。
長年の肩こり、腰痛などで悩んでいる人は負担をかけている根本的な部分を改善するのが一番大事です。
問題となっている要素を1つずつ改善していきましょう!
ショートフットトレーニング
これは内側縦アーチを作り扁平足を改善するためのトレーニングです。
トレーニングと言っても地味な動きですがめちゃくちゃ大事です。
<方法>
①左右の足を平行にして裸足で立ちます
※裸足になることで筋肉が神経からの指令を受け取りやすくなり刺激が入りやすい
②足の指全体を反らし地面から浮かせます(片足ずつ)
※土踏まず(内側縦アーチ)が上がるのを確認
③アーチが落ちないように力を入れながら親指だけ地面に着けます
④残り4本の指も地面に着けます(アーチキープ)
⑤アーチを崩さないように土踏まずに力を入れたまま5秒キープ
⑥力を抜きアーチを下ろす
これを片足10回を3セット毎日繰り返しましょう。
まずはしっかりアーチを作れ、指が指示通り動くようになりましょう。
意外とできない人が多いです。
指が指示通り動くようになったらアーチをキープしたまま片足立ちで5秒、片足立ちで屈伸など段階を上げていくとよりアーチを作る筋肉に刺激が入ります。