腓骨筋が効いていないと足首を捻りやすい?
このコラムを読むのに必要な時間は2分です。
名古屋市栄のタイコ接骨院の岩田祐典です。
今回のテーマは足首を捻挫しやすい人の特徴について説明していきます。
捻挫はスポーツをしていて、ヒールを履いていて、段差を踏みはずしてなど様々な場面で起こります。
まずは足を捻ってしまうと身体にどんな異常が起こるかを解説します。
足関節(足首)の捻挫
・多くは外くるぶしの周囲の靭帯を痛めてしまうことが多い
・外側の靭帯が伸びる(部分断裂)、切れる(完全断裂)
・患部に熱をもち、腫れる、内出血を起こす
・歩いたり動かすと痛い
など様々な異常を引き起こしてしまいます。
では、なぜ足首を捻ってしまうのでしょう?
足を捻りやすい人の特徴
・足底(足の裏)の外側に体重が乗っている
・内股になっている
・小股で歩く
・足を引きずって歩く
・歩いているとつま先が引っ掛かってしまう
これらに当てはまる人は要注意です。この人たちの特徴として”ある筋肉”が効いていない(上手く機能していない)人が多いです。
ここで注目していきたい”ある筋肉”とは”腓骨筋”。
腓骨筋って?
腓骨筋は膝から足首の間の外側にあります。
この腓骨筋が効いていない(上手く機能していない)人は歩くときに足が垂れて足の裏が内側を向いてしまっています。
分かりやすく少し大げさにやっていますがこんな感じ。
これだと歩いているときに足首を捻ってしまいそうなのは一目瞭然。
そして腓骨筋がしっかり効いている状態がこれ。
足首が持ち上げられ、足の裏がしっかり下を向いています。
このように腓骨筋が効いているか効いていないかで普段の歩き方から差が出ます。
腓骨筋が効いていない人は足を捻りやすいのはもちろん、この状態で歩き続けていると、下肢の捻じれ、股関節や骨盤の歪みにもつながっていきます。
これらの状態から肩こりや腰痛を引き起こしている人もいるんです。
腓骨筋を効かせるためにタイコ接骨院ではカーフレイズをお勧めしています。
カーフレイズ(腓骨筋のトレーニング)
①脚を肩幅に開き、両足が平行になるように立つ。
② ①の状態のまま両母趾(おやゆび)を思いっきり上に反らす。
③ ①・②をキープしたまま親指の付け根に全体重を乗せるイメージで背伸びする。
背伸びした状態で3秒キープ、その後ゆっくり足を降ろします。
※ポイントは背伸びする時に脚を平行、親指を反らした状態にすること。
注意点として、体重が前に移動して母趾に乗せるのではなく、真上に背伸びして体重を乗せるようにしてください。
10回×3setを目安に!
母趾に体重が乗って痛いときは、母趾球の下にタオルなどひくとやりやすいです。
※タイコ接骨院の公式LINEアカウント
@taico で検索
その他関連リンク