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手の冷えや痺れの原因は“胸郭出口症候群”かも!?

名古屋市栄タイコ接骨院の岩田祐典です。

今回は手の痺れや冷えを感じる障害について

どうして痺れや冷え感が起こるのか?

痺れや冷え感が起こる原因は

「神経・血管の圧迫」

どこかしらで神経や血管が圧迫されているから痺れや冷え感が起こります。

わかりやすいのは“腰椎椎間板ヘルニア”。一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか。

腰の痛みと下肢の痺れを伴う疾患です。

 

「ヘルニア=本来あるべきところから突出・脱出」

という意味です。

“腰椎椎間板ヘルニア”は椎間板と言われる背骨の間にあるクッションが突出し、その近くにある腰の『神経』を圧迫することで痛みやその神経が支配している領域に痺れが出ます。

基本的に痺れはこのように『神経』の圧迫が原因になります。

冷え感も同じです。

どこかで『血管』を圧迫することで起こります。

そこから先へは血液が流れにくくなる為冷え感が出てきます。

 

痺れや冷え感が起こる原因はなんとなく理解していただけたでしょうか?

それを踏まえて今回は“手”の痺れと冷え感の原因の1つ“胸郭出口症候群”について説明したいと思います。

 

胸郭出口症候群とは

腕や手の方に行く『神経』や『血管』が首の筋肉、頚椎・鎖骨・肋骨、胸の筋肉で作られるトンネルを一緒に通ります。

ここで『神経』や『血管』が圧迫されて痺れや冷え感など様々な症状が現れるのが胸郭出口症候群です。

 

4つのトンネル(出口)

 

①斜角筋症状群

→斜角筋と言われる首の筋肉の隙間(斜角筋隙)で圧迫

②肋鎖症候群

→肋骨と鎖骨の微妙な隙間(肋鎖間隙)で圧迫

③過外転症候群

→小胸筋(大胸筋の奥に存在)の下で圧迫

④頚肋症候群

→胎児期の下位頚椎からでる肋骨が遺残したもので、これにより圧迫

大きさは様々で、存在は様々で先天的奇形の一種。(まれ)

 

 

①〜③は姿勢などの身体のアライメント異常が原因。

④は本来無いはずのものがあるので圧迫を受けやすい。頚肋が存在しても圧迫が無ければ症状は出ないこともあるのでアライメントを整える事が大事。症状が強いものは頚肋を取り除く手術が行われることも。

 

 

胸郭出口症候群の症状

 

・首や肩、背中のこりや怠さ

・腕や手指の痺れ、冷え感

・腕や手指のむくみ、血色が悪い(蒼白)

・腕全体(上肢)の脱力感

・握力の低下

 

 

などがあります。

圧迫のされ具合により症状は様々です。

普段は症状がないのに、悪い姿勢で長時間いると症状がでてくることもあります。

ポイントは「姿勢」です。

単純に、圧迫が無ければ症状は出ない、圧迫があれば症状が出る。

正しい姿勢は圧迫しにくい構造になっています。

痺れや冷え感を感じる人は姿勢が悪くなっていませんか?

冷え性だと思い込んでいるけど、実は圧迫が原因で血流が悪くなり冷えてしまっている可能性もあります。

冷え性と感じている方は一度、姿勢を見直してみてはいかがでしょうか。

また、症状が頚椎椎間板ヘルニアに似ているので鑑別が必要です。

 

胸郭出口症候群になりやすい人の特徴

 

・なで肩(女性に多い)

・首が長い

・いかり肩(男性に多い)

・重い荷物を持つ事が多い

・姿勢が悪い

・事務仕事、デスクワーク

・スマホを良く使う

・腕を上に上げて作業する

 

これらの特徴に当てはまる人は胸郭出口症候群になりやすいので注意しましょう。

痺れや冷え感を感じている人は症状の強弱はあるものの胸郭出口症候群になっている可能性があります。

また野球選手の指先の血行障害もこの胸郭出口症候群が原因となっている選手が多いようです。

 

胸郭出口症候群を治すには?

胸郭出口症候群を治すためには「姿勢」を改善がとても大事です。

痺れや痛みに対して鎮痛薬、冷えに対して温活、凝りに対してマッサージなどすべて対症療法です。

症状を落ち着かせて楽にはなります。しかし、根本的に改善できている訳ではないのでまた同じように症状を繰り返してしまいます。

 

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