腰痛を科学する
このコラムを読むのに必要な時間は3分です。
名古屋市中区栄のタイコ接骨院代表の岩田泰典です。
タイトルの通り腰痛の種類を分類し今日はその中の関節性の腰痛を科学的に説明し、解決策を紹介していきます。
※患者様目線で記事を書いているので素人の方でもしっかり理解していただけると思います。
腰痛の種類
①非特異性腰痛
肉体的な原因がハッキリとしている腰痛。
②特異性腰痛
肉体的な原因が不明の腰痛。
精神的なストレスや心因的なものが原因ではないか?とされています。
※もっと言うと痛みは大きく非特異性と特異性に分けられるかもしれませんね。
非特異性腰痛の分類
①骨性の腰痛
②関節性の腰痛
③筋肉性の腰痛
今回はこの3つの中の関節性の腰痛にフォーカスして解説していきます。
関節性の腰痛を科学する
腰部の関節は大きく分けて腰椎5個左右の寛骨2個仙骨1個(正式には5個)尾骨1個(正式には3個)の計9個の骨から構成されています。
これらの骨から構成される関節の炎症で起こる痛みを関節性の腰痛と言います。
・急に重たい物を持って腰を痛めた。
・くしゃみをした際に腰を痛めた。
・朝目覚ましを止めようと急激に腰を捻り痛めた。
皆さんもご存知のぎっくり腰はこの関節性の腰痛の可能性が高いです。
ぎっくり腰を繰り返すのには理由がある
急激な外力により損傷した関節を守ろうと腰部の筋肉達が過剰に緊張します。
これを筋スパズムと言います。
筋スパズムの状態では関節を動かしたり、安定させたりする筋肉達が上手く機能できません。
すると、滑らかに動く関節の運動にムラがでて本来動かなければならない関節が動かず、本来動いていけない関節が動くようになります。
その結果不自然な動作となり、日常生活動作で筋肉・骨・靭帯等に過剰な負担をかけ慢性腰痛や反復性のぎっくり腰となる訳です。
タイコ接骨院での治療法
・筋スパズム(筋肉の緊張)の改善
当院の誇る3つの矯正によって緊張した筋肉を緩めていきます。
腰部に効果的なのはLPHC筋肉矯正です。
LPHCとは腰椎骨盤股関節複合体という意味で腰の骨と骨盤と股関節は支え合って機能するという事。
この矯正で腰部周辺の筋肉・関節のアンバランスを解消していきます。
他にも患者様の筋スパズムの状態によりストレッチ・マッサージを組み合わせてアプローチをかけていきます。
・自宅で簡単にできる腰痛を改善するストレッチの指導
人体で唯一上半身と下半身をつなぐ筋肉(腸腰筋)のストレッチです。
腰痛でお悩みのほとんどの方がこの筋に異常があると言っても過言ではないほど腰痛を改善するkeymuscleです。
後ろにした足の鼠径部(コマネチのところ 笑)が伸びる感じがあればOKです。
左右で硬いな?痛いな?と思った方を多めに長めにストレッチするとなお効果的です。
トレーニングやストレッチは左右前後の筋肉、関節の状態によって回数やset数を変えていく事が早期の痛みの改善に繋がります。
腰痛や肩こりを改善するストレッチやトレーニングの動画集はこちら
肩こり、腰痛を根本から改善?自宅で簡単にできるトレーニングpart1~動画解説付き~
・スタビライザー(関節を安定させる筋肉)の強化
筋肉は主動筋と言う関節を強力に動かす筋肉とスタビライザーと言う関節を安定させる筋肉があります。
簡単に言うと大きな筋肉がより機能的に動くようにサポートする筋肉です。
スタビライザーが弱体化したり機能不全になると様々な動作に異常が現れ筋肉・骨・靭帯様々な組織に負担をかけます。
このスタビライザーを患者様の状態に合わせて強化するエクササイズを処方して痛みのでにくい体を創っていきます。
・関節に負担のかける日常生活動作の改善
①歩行
②起き方
③立ち方
④座り方
⑤物の持ち方
⑥しゃがみ方
日常生活動作で関節に負担のかかりにくい動作を無意識にできるように教育していきます。
様々な動作が正しく行えるようになれば腰痛になるリスクは格段に減るでしょう。
ぎっくり腰を予防する動作の詳しいコラムはこちら
ぎっくり腰とは?ならないために!
タイコ接骨院は患者様1人1人の悩みを聞き、症状を根本的に解決していける治療プランをオーダーメイドで組み立てていきます。
タイコ接骨院での治療を是非1度体感してみて下さい。