肩こりの原因は僧帽筋の活動に問題が?
名古屋市中区栄のタイコ接骨院の岩田祐典です。
肩が凝るんだよね!っと言うのをよく耳にします。
肩コリを感じている場所を探っていくとほとんどが僧帽筋の上部線維。
今回は肩コリと僧帽筋の関係について説明していきます。
僧帽筋は3つの線維に分類
①上部線維
肩甲骨を上に挙げる(挙上)
②中部線維
肩甲骨を内側に寄せる(内転)
③下部線維
肩甲骨を下げる(下制)
イメージとしてはこんな感じの筋肉が僧帽筋。
僧帽筋と聞くと上部線維のところだけと思っている人も多いと思います。本当はこんな背中の方まである筋肉なんです。
肩コリを感じている人の特徴
・猫背や巻き肩で姿勢が悪い
・僧帽筋上部線維が優位に活動する
それはなぜか?
僧帽筋の中・下部線維が上手く機能していないためです。肩甲骨を寄せる(内転)、下げる(下制)させる筋肉が働かないと肩甲骨が外に開く(外転)してしまう。
結果、猫背や巻き肩といった姿勢になり僧帽筋上部線維が優位に活動するようになってしまいます。
この状態が続くと肩コリを感じやすくなっていきます。
中・下部線維を活動させるためのエクササイズを紹介します。
タオルを使って僧帽筋の中・下部線維を活動させることで上部線維の負担を減らしましょう。
肩甲骨タオルエクササイズ
①スタートポジション
腕を挙げる角度はゼロポジション(約130〜150度挙上した位置)で構えます。
※ゼロポジションとは
肩関節を安定させながら、筋肉の緊張はバランスの取れている状態なので肩関節がリラックスできる位置です!
ゼロポジションから開始することで無駄な筋肉の緊張を取り除くことができます。
②ゆっくり肘を曲げる
この時左右の肩甲骨を寄せる(内転)、肩甲骨を下げる(下制)ように動かしていきます。
力を入れたいのは肩甲骨の間〜少し下にかけて(僧帽筋中・下部線維)。
この僧帽筋中・下部線維に力が入っていることを意識しましょう。
1日20~30回を目安に行うと肩コリの予防・改善に繋がります。