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20〜30代女性に多い肩こりの原因


名古屋市栄のタイコ接骨院代表の岩田泰典です。

今日は『肩こり』と『歩行』の関係について。

正しい歩行とは

 

 

①踵(かかと)から着地する
②足底外側(足の裏の外側)が着地する
③足底全体が着地する
④母指球(足の親指の付け根)で地面を蹴る

 

 

正しい歩行が出来ない原因

・内側縦アーチの低下

(この状態だと母指球で地面を蹴る事ができず、母指で地面を蹴るようになり、外反母趾にもつながる)

・腓骨筋群の弱体化
(この状態だと小指側で地面を蹴るようになる)

・中臀筋(お尻の筋肉)弱体化
(歩行時の骨盤の動揺)

 

腓骨筋群の弱体化による歩行の異常から肩こりへ

 

今回は腓骨筋群の弱体化にフォーカスしていきます。

腓骨筋群は足部を外反(外側にむける)させる強力な筋肉です。

 

この筋肉が弱体化すると足部が内反状態(足先が内を向く)になります。
すると運動連鎖による下腿内旋・股関節内旋となり骨盤は前傾位となります。

 

腹筋群や臀筋群は主に骨盤を後傾させる働きがあるので腹筋群・臀筋群が上手く活動しなくなります。

 

腹筋群の内腹斜筋は反対側の外腹斜筋と筋膜で連結しておりさらに外腹斜筋は同側の前鋸筋と筋膜で連結しています。

 

腹筋群が上手く活動しない事により、肩甲骨を動かしたり、安定させたりする働きのある前鋸筋が上手く活動しなくなります。
肩こりを引き起こす筋肉達の多くは肩甲骨に付着しており、肩甲骨が上手く動かないと肩の筋肉達が上手く伸び縮みできずに凝り固まった状態になる。

 

このように歩行の異常(足部の異常)から肩こりへと繋がってしまうのです。

 

カーフレイズで足部の使い方(歩行)を改善

 

 

 

①タオルを敷きその上に両足を肩幅平行にして立ちます
②両足指を上に反らします
③足指を反らしたまま母指球に体重をのせるように背伸びをします
④その後ゆっくりと踵を降ろします

 

※背伸びした時に指を降ろさない事
※背伸びした時に足を平行のままにすること
※母指球にしっかり体重をのせること、小指側で背伸びしない

10回×3setを目安にどうぞ。

 

まとめ

 

 

・歩行の状態から異常を発見する(今回は腓骨筋群の弱体化を例に)

 

・腓骨筋群弱体化により股関節の捻じれを引き起こす

 

・股関節の捻じれ(内旋)から腹筋群の機能低下→肩甲骨の動き・安定性に関与する前鋸筋の機能低下を引き起こす

 

・肩周辺の筋肉の多くは肩甲骨に付着している

 

・肩甲骨が上手く動かないと肩周辺の筋肉が上手く伸び縮みできず肩こりにつながる

 

・足部の異常(腓骨筋群弱体化)を改善するトレーニング(カーフレイズ)を行う事で肩こりが改善する

※肩こりの原因は人それぞれです。
今回お話したのは1つの例です。
本気で肩こりを改善するには専門家による治療が必要です。

 

名古屋で肩こり根本的に改善するタイコ接骨院にお任せ下さい。

 

 

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