綺麗な姿勢に腹筋が必要な理由~腹斜筋~
名古屋市栄のタイコ接骨院の岩田祐典です。
今回も姿勢シリーズで書いていこうと思います。
注目するのは体幹。腹筋です。
腹筋と言われる筋肉には4種類存在します。
腹筋の種類
・腹直筋
・外腹斜筋
・内腹斜筋
・腹横筋
以上の4種類が腹筋と言われる筋肉です。
一般的に腹筋と言われているのが腹直筋。ムキムキの人のお腹が割れて見えるのがこれ。
いわゆるシックスパックです。
今回は外腹斜筋、内腹斜筋(以下、合わせて腹斜筋)について解説していきます。
猫背は良い姿勢をキープするための筋肉が衰えている人が多く、腹斜筋が重要な機能をします。
腹斜筋と姿勢
腹斜筋は体幹を捻るときに働く筋肉。
例えば身体を左に捻った時、右の外腹斜筋と左の内腹斜筋が働きます。
構造上、外腹斜筋と反対側の内腹斜筋は筋膜で繋がっています(筋連結)。
外腹斜筋は肩甲骨に付着する筋肉の前鋸筋とも筋連結を持ちます。
この前鋸筋は菱形筋と共に肩甲骨を正しい位置に安定させるのに大事な筋肉です。
※菱形筋については”正しい位置で肩甲骨を安定させよう~姿勢改善~”を参考に!
腹斜筋が弱って働いていないと筋連結をもつ前鋸筋が代償し過剰に硬くなる。
過剰に硬くなった前鋸筋は猫背の人の肩甲骨の位置”肩甲骨外転位”に引っ張り、正しい位置に肩甲骨を安定させる機能ができなくなります。
猫背の人は腹斜筋を鍛えることで前鋸筋の負担を減らし、機能を回復させ姿勢を改善し、良い姿勢をキープできるようにしましょう。
ツイストクランチ
捻りを意識した腹斜筋のトレーニングを紹介します。
<方法>
①仰向けで寝る
②片手で頭・首を支え、反対の手で脇腹(腹斜筋)を軽く圧迫し意識しやすくする
③頭を支えた手と反対の膝を90°に曲げ上げる
④頭側の肘と上げている膝を近づけるように身体を捻り上げていく
※反対の肩が上がらないように注意
・身体を起こす×
・身体を捻る〇
⑤肘と膝を近づけた状態で3秒キープ、これを繰り返します
反対の場合も同様に行います。
回数は左右10回ずつを3setが目安です。
ツイストクランチをしていて左右差や弱いと思う方があればやりにくい方の回数を少し増やしましょう。
左右差を無くしていくことも姿勢改善にはとても大事です。