猫背と食いしばりの関係性
名古屋市中区栄のタイコ接骨院の岩田祐典です。
猫背と食いしばりの関係性について説明していきます。
一度確認してみてください。自分の上の歯と下の歯はくっついていませんか?
普段から上下の歯がくっついている方は常に顎の筋肉に力が入ってしまい食いしばった状態です。
人間の体の構造上、上下の歯は口を閉じた状態でも上下の歯は2~3ミリの隙間が空いていて触れ合っていないのが正常です。
姿勢と食いしばり
人間の頭の重さは体重の約10%あります。猫背などの不良姿勢になると頭の重さを支えるために顎の筋肉や、首の後ろの筋肉が緊張状態になります。
すると、本当は隙間があるはずの上下の歯がくっついている状態になってしまいます。これが食いしばり。
食いしばった状態が続くと咀嚼筋という下顎を動かす筋肉(物を噛む筋肉)が常に力が入ってしまい、首こりや肩こり、頭痛の原因にもなってしまいます。
咀嚼筋とは
・咬筋
・側頭筋
・内側翼突筋
・外側翼突筋
この4つの筋肉が咀嚼を(物を噛む)メインで行います。
中でも側頭筋は頭の側頭部(こめかみと言われるところ)に位置する筋肉です。この筋肉が緊張して硬くなると、筋肉のコリ感を頭痛として感じます。
デスクワークなど姿勢が悪くなっていると無意識に食いしばってしまっている人が多いので、食いしばりの時間を少しでも減らしてあげることも大切です。
咀嚼筋の負担を減らすには
上下の歯がくっついている状態=咀嚼筋が緊張している
まずこの状態を対処的に緩和させる必要があります。
食いしばった状態は基本的に無意識のうちにしている人が多いので、意識的に咀嚼筋の緊張をといてあげましょう。
やり方は簡単です。口を軽く開けるだけ。
詳しく説明すると、上の歯と下の歯の接触をなくすように顎の力を抜きます。その時唇は閉じていても構いません。
気が付いたときにこれをやって咀嚼筋の緊張をとってあげましょう。普段から肩が凝りやすい、食いしばりやすい、偏頭痛が起きるという方は試してみてください。
仕事中デスクワークに集中していると忘れてしまうと思うので、付箋に「食いしばり注意!」と書いて見えるところに貼っておくと思い出しやすくなるので試してみてください。
猫背(不良姿勢)になると→食いしばりが起きやすい状態
猫背は上下の歯がくっついてしまいやすい(食いしばりが起きやすい)姿勢です。
猫背の改善は食いしばりの改善にもなります。タイコ接骨院では猫背改善で根本的な改善を目指します。
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