肩関節インナーマッスルのトレーニング
名古屋市中区栄のタイコ接骨院の岩田祐典です。
前回は肩関節の仕組みとインナーマッスルの重要性について書きました。
この中でも棘上筋のチューブトレーニングのやり方を紹介しましたが、今回は他の筋肉に対するチューブトレーニングを紹介します。
肩関節のインナーマッスルと言えば回旋筋腱板(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)があります。
トレーニングするためには、この回旋筋腱板のそれぞれの筋肉の作用に合わせたトレーニングのやり方でやらなければいけません。
チューブトレーニングの基本
・正しいフォーム
・軽い負荷
・回数多く
・握る手は軽く
・チューブは緩まないようにある程度の張力を保つ
強い負荷、力強く握ってしまうと、効かせたいインナーマッスルの筋肉が上手く活動できず、アウターマッスル優位に活動してしまうので注意しましょう。
フォームも崩れてしまいインナーマッスルのトレーニング効果が薄れてしまいます。
棘上筋トレーニング
・棘上筋は肩関節の外転0~30度で働くのでトレーニングもこの角度で行う
・肘は伸ばして、身体の真横ではなく少し前(水平屈曲30度)で外転(横に挙げる)していく
・チューブは反対の足で踏んで固定
・回数の目安は50~100回
棘下筋・小円筋トレーニング
・棘下筋、小円筋は肩関節を外旋させる筋肉
・肘を90度にし、身体の横につける
・トレーニングするときは肘を身体から離さない
・チューブはドアノブなどに結び付けて固定
・立つ位置は固定したチューブの真横(チューブを持つ手の位置の真横ではありません)
・内側から外側にチューブを引っ張る
・手首の筋肉を使わない
・回数の目安は50~100回
肩甲下筋、小円筋トレーニング
・肩甲下筋は肩関節を内旋させる筋肉
・棘上筋と同様に肘を90度、身体の横につける
・肘を身体から離さない
・チューブはドアノブなどに結び付けて固定
・立つ位置は固定したチューブの真横(チューブを持つ手の位置の真横ではありません)
・外側から内側にチューブを引っ張る
・手首の筋肉を使わない
・回数の目安は50~100回