冷え性対策はトレーニングと呼吸にあり!
名古屋市栄のタイコ接骨院の岩田祐典です。
今回は体の冷えについて
気温も下がり冷えを感じるようになっている方も多いと思います。
体温が下がり身体が冷えると身体には様々な異常が起こってきます。特に女性の方は低体温により冷え性と感じている方は多いのではないでしょうか?
日本人の平熱(脇の下(腋窩)で測定)は約36.2度前後と言われています。
人間の体温は1日のなかで早朝の3~6時が最低、夕方3~6時が最高になる特徴があり、これを日周期リズムと呼びます。
この周期の変動幅は個人差もありますが0.7~1.2度くらいあると言われています。
要するに人間の体温は約36.0~37.0度で保たれています。これより体温が低いことを低体温と言い、体温が1度下がると免疫力が30%低下するという研究結果もあります。
また癌(がん)細胞は35度で増殖が活発になりやすいので体温が低いことはよくありません。
他にも体温が下がると血流が悪くなるので肩のコリを感じたり、猫背などの不良姿勢にもつながります。
低体温の原因
・食生活の乱れ
・冷たい物の過剰な飲食
・筋肉量の減少
・呼吸が悪い
・ホルモンバランスの乱れ
・自律神経の乱れ
この中でも注目して欲しいのが筋肉量の低下と呼吸です。
筋肉量が減少すると
筋肉は動く時にエネルギーを使い熱を発します。
なので筋肉量が多いと基礎代謝が増え、同時に体温も上がります。
逆を言えば筋肉量が少なかったり、減ったりすると結果的に体温が下がってしまう。
筋肉量:男性>女性
体温:男性>女性
冷えの感じやすさ:男性<女性
男性は女性に比べると全身の筋肉量が多いです。そのため女性は体温が男性より低いので冷えを感じている方が多いです。
トレーニングをして筋肉量を増やすことが大事です。
呼吸と冷え
呼吸の仕方は大きく分けると空気の取り込み方によって以下のように分けることができます。
・胸式呼吸
・腹式呼吸
・口呼吸
・鼻呼吸
特に冷えに関係してくるのが口呼吸をしているか、鼻呼吸をしているかです。
まず結論から言うと冷えを防ぐには鼻呼吸をしましょう。
ではなぜ鼻呼吸がいいのか説明していきます。
鼻呼吸する利点
1.空気を吸い込んだ時鼻の中(鼻腔)で空気の温度を上げる(加温)機能
2.空気を吸い込んだ時鼻の中(鼻腔)で空気の湿度を上げる(加湿)機能
3.鼻には毛が生えていたり粘膜があるので細菌などをブロックする(フィルター)機能
鼻呼吸にはこれら3つの機能があります。
口呼吸だと乾いた冷たい空気、細菌やウイルスをそのまま直接喉(のど)や肺などの体内に取り込むので喉の渇きや体を冷やし低体温、末端の冷えに繋がります。
鼻呼吸は吸い込んだ空気が喉(のど)や肺に行く前に加温・加湿できるので喉の保湿や体温を下げるのを防ぐことができます。また細菌などをブロックするフィルターもあるのでこの時期特に風邪やインフルエンザのウイルスを体内に取り込みにくくしてくれます。
呼吸はとても大事です。
こちらの内容も参考にしてみてください。
冷え改善するためにまずできること、「トレーニングで筋肉量を増やす」「鼻呼吸をする」をしてみましょう。