force-coupleの機能を回復させ肩こり&五十肩を改善する
名古屋市栄のタイコ接骨院代表の岩田泰典です。
今日は肩こりと五十肩を改善していく方法をお伝えしていきます。
force-coupleとは?
2つ以上の筋肉が対となり同時に反対方向の力を生むときに生じる対の力のこと。
例えば重たい物を持ち上げるとしたら下から押し上げる力と上から引っ張る力があると物は簡単に持ち上げられますよね?
人体のforce-coupleの原理とは少しずれてしまいますが簡単に言うとこのような意味合いです。
つまりカラダを動かす際に一つの筋肉が単体でその動作を成立させるのでなく、複数の筋肉が様々な角度から力を発揮することでカラダへの負担を少なくしているのです。
肩関節を例に挙げると
肩関節外転(外に挙げる)時に活動する主な筋肉は三角筋ですが、肩が上がっていく時の軌道を維持したり、外転運動をサポートするような形で三角筋の活動をサポートする筋肉たちが回旋筋腱板(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋)です。
三角筋と回旋筋腱板の関係がforce-coupleです。
このような仕組みが身体のいたるところに存在し、協調し合ってカラダを機能的に動かしています。
force-coupleと肩こり&五十肩
force-coupleが崩れるとどうなるか?
先ほどお伝えした通り色々な筋肉と協調しあってカラダは機能的に動くのでその協調性(force-couple)が崩れてしまうと働かない筋肉と働き過ぎる筋肉が生まれてきます。
すると働かない筋肉は衰え、働き過ぎる筋肉は過剰な負荷を受けて痛みやコリを引き起こしてしまうのです。
専門的な説明はこちら(素人の方はとばして進んでください)
・上腕骨(腕の骨)の位置が崩れ、肩を動かしたときに靭帯などの軟部組織を挟み込む。(インピンジメント症候群※五十肩の1種)
・本来協調して動かなければいけないはずの関節を一部の筋肉の力で動かそうとするので肩outermuscle(特に僧帽筋上部・肩甲挙筋・三角筋)が過活動となり肩こりになる。
タイコ接骨院でのアプローチ
タイコ接骨院は肩こり・五十肩でただ患部をマッサージするのでなくこのforce-coupleをしっかり機能させるために患者さまのカラダを評価(使えている筋肉と使えていない筋肉を見つける)その状態に合わせて矯正治療、マッサージ、トレーニング、ストレッチを組み合わせて治療を行っていきます。
タイコ接骨院での治療だけがすべてでなく、自宅でも自分のカラダがケアしていけるように自宅で簡単にできるストレッチやトレーニングも指導していきます。
間違ったフォームでのストレッチ、トレーニングを行っていると効果が出ないだけでなく、カラダを痛めてしまう恐れがあるので教えてそれで終わりではなく、定期的にフォームのチェックを行っていきます。
日常生活動作の改善やセルフケアの習慣を身に着けるなど治療院を出た後のカラダの管理、ケアこそ肩こり、五十肩などの痛みを改善するのに必要不可欠なのです。
まとめ
①肩関節は肩単体で動くわけでなく色々な筋肉・関節が連動して機能的に動く。
②筋肉は主動作筋(関節を動かす筋肉)とスタビライザー(関節を安定させる筋肉)の2種類に大別されバランスが大切。
③肩単体に注目せず、全身の不具合を見つけ、アライメントを整える矯正治療と各種オーダーメードトレーニングで肩周辺の痛みは根本的に解決される。
タイコ接骨院は人体の様々な悩みを根本的に解決するサロンを目指しています。
こんな悩みはダメかな?と思わず是非一度お問い合わせ下さい。
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