筋肉を知りトレーニングに活かす!!
名古屋市栄のタイコ接骨院の岩田祐典です。
今回のテーマは筋肉の構造と特徴ついて説明していきます。
人間の身体には600以上の筋肉が存在します。
筋肉の種類
①骨格筋:身体を動かす(肘を曲げたり伸ばしたりする)筋肉
②心筋:心臓を動かす筋肉
③平滑筋:内臓の運動に関与する筋肉
一般的に筋肉と呼ばれているのは身体を動かす時に使う骨格筋です。
今回は①骨格筋の構造や特徴について解説します。
骨格筋の構造
骨格筋は筋線維と呼ばれる筋細胞が集まってできています。さらにその筋線維は筋原線維と呼ばれるさらに細かいものが集まっているものです。
例えるなら買ってきたときのそうめんをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。1本1本のそうめんがある(筋原線維)、数十本のそうめんが束になってまとまっている(筋線維)、この束が何束も合わさって売っていますよね?これが骨格筋の構造です。
この筋線維1本1本の収縮する力は一定なので筋線維の数により強い収縮や弱い収縮を起こします。
トレーニングでこの筋線維の一部が破壊され、修復していく過程で前より少し太くなり、筋肉が大きくなり(筋肥大)強い力が発揮できるようになります。
トレーニングをすると筋肉痛が起こるのはこの筋線維の破壊が原因です。
骨格筋の特徴
骨格筋は骨から骨へと付着していて、体幹に近い側を起始、遠い側を停止と言う。
停止部が起始部に近づくように収縮(筋肉が縮む)することで関節を動かすことができる。
骨格筋は収縮することで力を発揮する。
トレーニングで筋肉が大きくなるのはをするのはこの筋線維が
上腕二頭筋(力こぶの筋肉)を例に収縮について説明していきます。
収縮の種類
①等張性収縮(アイソトニック):筋肉の長さを変えながら力を発揮
等張性収縮は2つに分けられます。
(1)短縮性収縮(コンセットリック):筋肉が短くなりながら力を発揮
(2)伸張性収縮(エキセントリック):筋肉が長くなりながら力を発揮
②等尺性収縮(アイソメトリック):筋肉の長さは変わらないが力を発揮
もう少しわかりやすく上腕二頭筋(力こぶの筋肉)を例に収縮について説明していきます。
力こぶの短縮性収縮は1㎏ぐらいのダンベルを持って肘を曲げていく時の収縮、逆に伸ばしていく時にも力こぶは力を発揮します。その時の収縮が伸張性収縮です。
まためちくちゃ重いダンベルを持ちあげようとしても持ち上がらないが力を発揮しているこの時の収縮が等尺性収縮です。
筋肉の収縮の仕方とトレーニング
- 短縮性収縮=筋力upに効果的
- ウエイトの重量upやパワーをつけたい方はこの収縮のさせ方が良いです。
- ・伸長性収縮=筋肥大
- ボディビルダーみたいに大きな体にしたい方はおすすめ!
- ・等尺性収縮=引き締め
- とにかく体を引き締めたい!という方はこの収縮のさせ方をすると効果的です。
ダイエットやトレーニングをする時にもこのような収縮を意識しながらやるとより効率的にできます。