肩こりに効果的なストレッチ(dynamic stretch)とは?
肩こりに効果的なストレッチ(dynamic stretch)とは?
名古屋市栄のタイコ接骨院代表の岩田泰典(いわた たいすけ)です。
今日はストレッチの種類と肩こりに効果的なストレッチ法を紹介していきます。
ストレッチの種類
・静的ストレッチ(static stretch)
ゆっくりじーと伸ばすストレッチ法
・動的ストレッチ(dynamic stretch)
反動をつけながら筋肉に刺激を与えて行うストレッチ法
・PNFストレッチ
他動ストレッチ→抵抗(アイソメトリクス)→力を抜く→筋肉の弛緩
を繰り返すストレッチ法。
伸張反射という体の反射を利用しています。
ストレッチは大きくこの3種類に分けられます。
それぞれ向き不向きがありますが、この中で肩こり改善にオススメのストレッチ法は動的ストレッチ(dynamic stretch)です。
動的ストレッチが効果的な理由
ある文献によると
酸素化ヘモグロビン(新鮮な酸素が含まれたもの)変化量(安静時値とストレッチング後の値との差)は,ダイナミックストレッチではスタティックストレッチと比較して有意な増加を認めた。しかし,脱酸素化ヘモグロビン(酸素が含まれてないもの)の変化および頚部側屈可動域,筋硬度には有意な差を認めなかった。
簡単にまとめると、動的ストレッチと静的ストレッチを比較すると筋肉の硬さや可動域には差が生じなかったが、動的ストレッチの方が「血流改善効果」が高かったということです。
肩こりの人の肩周辺の筋肉は血流が悪くなっている事が多いです。
血流が改善されたら症状も緩和されそうですね。
肩こり改善ストレッチ
最後に肩こりを緩和させる肩甲骨ストレッチを紹介していきます。
動画の通りにお試し下さい。
肩こりの筋肉は頚椎と肩甲骨を繋いでいるので、肩甲骨を適度に動かす事で自然と凝っている筋肉を緩める事ができます。
さらに動的ストレッチを組み込んでいるので肩周辺の筋肉の血流が改善され肩こりが緩和されるというメカニズムです。
※このストレッチをする事で肩こりの症状を一時的に緩和する事はできますが、根本的な解決にはなりません。
肩こりを根本的に解決するには患者様それぞれの異なった原因を探し、それを改善する為の矯正・ストレッチ・日常生活動作の改善・弱体化した筋肉の補強・筋肉の柔軟性のアンバランスの改善などなどしっかりしたアプローチが必要です。
肩こりの応急処置としてお考え下さいね。