大腰筋を鍛えて肩こり・腰痛を根本から改善する
名古屋市栄のタイコ接骨院代表の岩田泰典(いわた たいすけ)です。
今日のコラムは大腰筋について。
これまで『腹筋』が痛みをとる、美しい体を作る上で大切だと伝えてきました。
素人でも腹筋の大切さは知っている人が多く、トレーニングされている方も多い気がします。
そこで今日は素人にはあまり知られていない大腰筋という筋肉の機能とトレーニング方法について簡単に解説していきます。
大腰筋とはどんな筋肉か?
大腰筋とは腰と股関節を縦につないでいる腰の筋肉で主に股関節を曲げる時に働きます。
ここからはプロでも知らない知識。
大腰筋は長頭と短頭と2つに分かれています。
・短頭は腰椎(腰の骨)を前に反らし、骨盤を前傾させる。
・長頭は腰椎を丸めるように働き、骨盤を後傾させる。
つまり大腰筋はこの一つの筋肉で腰椎(腰の骨)と骨盤と股関節の3つを安定させる超万能な筋肉なのです!
腹筋群は体を支える上で絶対に必要な大切な筋肉に間違えはありませんが、腹筋だけ強ければ良いという訳ではありません。
腹筋(腹横筋)はドーム状に形成されている為、その中心を縦に走る背骨(柱)を安定させる大腰筋を強化する事でさらに機能的で安定した体を作る事ができます。
家を建てる時もいくら頑丈なコンクリートで外側の壁を固めても、建物の中を走る柱がしっかりしてなければ耐震強度が弱い不安定な建物になってしまいますね。
大腰筋エクササイズ
①股関節を90度曲げた体制がスタートポジション。
②ドローイン(息を吐き切り、お腹を極限まで凹ませ、骨盤を後傾させる)
③ ①+ドローインした状態から上の写真のように太ももを体に引きつけ3秒キープ。
※股関節を90度曲げた状態から始める理由は、大腰筋は股関節90度以上から股関節を引きつける筋肉なので90度から引きつけないと違う筋肉(太ももの前面の筋肉)が優位的に働いてしまい大腰筋を上手く鍛える事ができなくなる為です。
大腰筋についてのまとめ
・大腰筋はこの一つの筋肉で腰椎(腰の骨)と骨盤と股関節の3つを安定させる超万能な筋肉
・腹横筋と大腰筋をバランス良く鍛える事で体幹がより安定する
・大腰筋エクササイズをすることで腰痛、肩こりなどの痛みの改善、予防や、様々なトレーニングの効果を高める事ができます
機能的でカッコイイ体を目指すならこの大腰筋のトレーニングを取り入れてみて下さい。
参考までに。